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1液型無機厚膜防錆塗料 EKワンZ

EKワンZは、従来の塗装や溶融亜鉛メッキ、金属溶射等の防錆防食技術の特徴や欠点を検討し、LCC概念にも充分に対応できる新しい重防食用【1液型無機厚膜防錆塗料】です。

塗料中に亜鉛末、燐片アルミ粉を含有しており、亜鉛メッキ同様犠牲陽極反応(鉄の代わりに亜鉛、アルミが身代わりとなり鉄素地を腐食から守る)を利用しており、EKワンZ単層膜でも溶融亜鉛メッキや他社塗装系と同等以上の高い防食性を発揮します。
新設、既設問わずに使用可能で鋼構造物全般や溶融亜鉛メッキ鉄塔の現地補修等にもご使用頂けます。





特徴

環境にやさしい
EKワンZはシリコーン樹脂と金属(亜鉛・アルミ)から成る1液性無機コーティング剤です。トルエンなどの揮発性有機溶剤は使用しておらず、人体・環境に配慮しておりホルムアルデヒドも不検出です。
電位差を利用した防錆効果
亜鉛・アルミによる犠牲防食作用を利用しています。鉄より電位が卑なる亜鉛・アルミが先に錆び(酸化)、鉄を守ります。又、不動態化により長期に渡り防錆・防食効果を持続します。
高い付着性を有する
EKワンZは鉄表面の水酸化物と反応し、鉄素地と強固に付着いたします。ジンクリッチ塗料全般の付着性試験結果は3MPaを超えることはありませんが、EKワンZは5Mpaと非常に高い付着力を有しています。
耐熱性を有する
EKワンZは400℃・5hの耐加熱性試験に合格(塗膜ワレ・ハガレ無し)しており、高い耐熱性を有しています。通常の塗料では適応出来ない熱負荷のかかる部位にも使用可能で、幅広い用途にご使用頂けます。
紫外線にも強い
EKワンZに使用している樹脂は-Si-0-Si-(シロキサン結合)で構成され、その結合エネルギーは非常に高く従来の塗料の劣化原因といわれる紫外線にも非常に耐性があり、白亜化(チョーキング)が起こりません。
1液性塗料ゆえの簡便さ
EKワンZは予め樹脂と金属粉末を混錬しており、他無機ジンクリッチ塗料のような1液1粉を指定の配合比で計量する必要がありません。その為、作業の簡便化を図ることができ、攪拌後すぐに塗装が可能です。

用途

既存の設備にご使用いただけます。
長期に渡る防錆効果が期待できますので、メンテナンスが困難な場所への用途にも適しています。錆びさせたくない鉄やステンレスの部材にぜひご使用ください。


  • プラント設備

  • 海洋構造物

  • 海上風力発電設備

  • 海浜建造物

  • 海上プラットフォーム

  • 石油備蓄基地

塗装工程

素地調整
通電性を確保するため、新設・既設(補修目的)ともISOSa2.5以上の処理、又は旧塗膜・赤錆やミルスケールの十分な除去を行います。黒皮皮膜がある場合はディスケール(ブラスト処理等)が必要です。
(注意)エアブロー・ウエス・IPA等で水分・油分・ケレンダスト等を除去して下さい。
被覆剤の攪拌
金属粉の沈殿やかたまりが無くなるまで全体が均一になる様、充分に攪拌します。
※モーター攪拌推奨
塗装(塗装方法)
スプレー・ハケ・ローラー塗り・どぶ漬けが出来ます。
※希釈の必要はありません。(粘土が上がった場合のみ無水エタノール使用)気温23℃湿度50%の条件下であれば塗布後、約2時間でタックフリー(指につかない程度)乾燥します。また、同条件下であれば、約5~7日間で化学反応(脱水・縮合反応)により形成硬化します。
塗膜厚は60~120umが最適です。
※ドライ膜厚80um推奨
※常時攪拌推奨
  • ■塗布量:約600g/m2(エアレススプレー)
    ※使用時のロス込み(被塗布物面積が100m2以下の場合は25%加算)
  • ■ウェット膜厚:100um
  • ■ドライ膜厚:80um
  • ■乾燥時間:指触=2~3時間/完全硬化=5~7日間(気温23℃湿度50%)

仕様

  • 【スプレー塗装の場合】
  • 【刷毛塗りの場合(ローラー塗り可)】
塗装工程 塗料名 使用料 g/m2 回数 塗装方法 目標膜厚um
工場 素地調整 製品ブラスト ISO Sa2 1/2
SPSS Sa2.Sh2
(動力工具処理)(ISO St3以上)
(SPSS Pt3以上)
間隔 4時間以内
下塗 EKワンZ 160×2
(320)
2 ハケ
ローラー
40+40
(80)
EKワンZ 600 1 スプレー 80
間隔 2日~10日(ただし上塗りが必要な時に限る)

※但し、スプレー使用量の加算率は塗装対象面積が100m2未満の場合25%とする。

  • ■素地調整は旧塗膜・赤錆やミルスケールの十分な除去を行ってください。
  • ■黒皮皮膜がある場合はディスケール(ブラスト処理等)が必要です。

キャス試験結果

長期防錆効果を裏付ける、腐食促進試験結果(キャス試験JIS H 8502)
キャス試験テストピース 試験機関13日間(312h) 日本塗料検査協会 西支部にて
EKワンZ 溶融亜鉛鍍金(HDZ55) 他社無機ジンクリッチ塗料

EKワンZは亜鉛アルミの犠牲陽極反応による一部白錆(亜鉛の白化)のみで、赤錆は発生していません。溶融亜鉛メッキHDZ55は、ほぼ全面に赤錆が確認できます。他社無機ジンクリッチ塗料も一般部・カット部共に赤錆が確認できます。

■キャス試験結果報告書

■キャス試験溶液内容

項目 試験中
塩化ナトリウム濃度(g/l) 50±5
塩化第二銅濃度(g/l) 0.26±0.02中
PH 3.0±3.2
噴霧量(ml/80cm/h) 1.5±0.5
試験槽内温度(℃) 50±2
塩水タンク温度(℃) 50±2
空気飽和器温度(℃) 63±2
圧縮空気圧(℃) 70~167

性能(試験結果)

物性試験結果によるEKワンZ塗膜性能
性能一覧 製品概要 試験方法
日本塗料検査協会
塗料のタイプ 1液型無機厚膜防錆被覆剤
特性 鋼構造物・ステンレス材の長期防食
色相 グレー 目視
粘度 667mPa・s (23℃ 50%RH) JIS K 5400-4-5
密度 2.87±0.1g/cm3 JIS K 5600-2-4
加熱残分 89w t % JIS K 5601-1-2
耐衝撃性(Dupon式) 1/2インチΦ 500g×50cm異常なし JIS K 5600-5-3
付着性(碁盤目試験法) 25/25分類1(3mm幅25マス) JIS K 5600-5-6
付着強さ(引っ張り試験) 7~10MPa(23℃ 50%RH) JIS K 5600-5-7
引っかき硬度(鉛筆法) 4H JIS K 5600-5-4
耐加熱性 400℃・5h(異常なし) JIS K 5600-6-3
乾燥時間 指触2~3時間(23℃ 50%RH)完全硬化5~7日 JIS K 5600-1-1
標準塗布量 600g/m2 スプレーガン使用時
WET/DRY比 1.25
ホルムアルデヒド
放散量
不検出(測定下限値:0.030 mg/L) JIS K 5601-4-1
七日後
VOC(%) 試験中 JIS K 5601-5-1

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